那須敬『イギリス革命と変容する〈宗教〉』(岩波書店)
大西晴樹『海洋貿易とイギリス革命』(法政大学出版局)刊行記念
対談 イギリス革命の通奏低音を聴く
2019年3月、異なる出版社から、2冊の単著が刊行されました。
法政大学出版局から刊行された、大西晴樹『海洋貿易とイギリス革命』。
岩波書店から刊行された、那須敬『イギリス革命と変容する〈宗教〉』。
同じイギリス革命、しかも革命の“主役”ピューリタンではない「セクト」をテーマにしたモノグラフが、わずか3週間をおかずに相次いで刊行される――本屋さんのイギリス史の棚が今、局所的に熱く盛り上がっています。
なおかつ、なんだか、装丁の雰囲気まで似ているような……。
不思議な縁に導かれて、二人の著者と担当編集者が集い、お互いの本を見比べながら自由に、ディープに語り合いました。
(左)那須敬氏(右)大西晴樹氏
【著者紹介】
那須 敬(なす けい)
1971年生まれ。国際基督教大学教授。イギリス・ヨーク大学(Ph.D)。専門は近世イングランド史、宗教文化史。共著に『痛みと感情のイギリス史』(伊東剛史・後藤はる美編、東京外国語大学出版会、2017年)などがある。
大西 晴樹(おおにし はるき)
1953年北海道生まれ。東北学院大学学長。主な著書に『イギリス革命のセクト運動〈増補改訂版〉』(御茶の水書房、2000年)、『ヘボンさんと日本の開化』(NHK出版、2014年)、共編著に『マックス・ヴェーバー「倫理」論文を読み解く』(キリスト教史学会編・教文館、2018年)などがある。
~イギリス革命の通奏低音を聴く 前編~
~イギリス革命の通奏低音を聴く 後編~