前田恭二編『統制百馬鹿 水島爾保布 戦中毒舌集』刊行を記念して、近代日本の風俗史に通じ、『関西人の正体』『京都ぎらい』などの著作で知られる井上章一さんをお招きし、前田恭二さんとご対談いただきました。全3回でお届けいたします。


■ 著者紹介
井上章一(いのうえ・しょういち)
1955年京都府生まれ、国際日本文化研究センター所長、教授
著書に1986年『つくられた桂離宮神話』(サントリー学芸賞受賞、講談社学術文庫)、『京都ぎらい』『京都ぎらい 官能篇』(朝日新書)など。最新刊に『阪神ファンとダイビング 道頓堀と御堂筋の物語』(祥伝社新書)。
前田恭二(まえだ・きょうじ)
1964年山口県生まれ。武蔵野美術大学教授。
著書に『絵のように 明治文学と美術』(白水社、芸術選奨新人賞)、『関東大震災と流言 水島爾保布 発禁版体験記を読む』(岩波ブックレット)、『文画双絶 畸人水島爾保布の生涯』(白水社)など。