西尾哲夫(にしお・てつお)
1958年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。人間文化研究機構・国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学教授。専攻は言語学、アラブ研究。著書に『アラビアンナイト――文明のはざまに生まれた物語』(岩波新書)『世界史の中のアラビアンナイト』(NHK出版)『ヴェニスの商人の異人論――人肉一ポンドと他者認識の民族学』(みすず書房)ほか。森見登美彦著『熱帯』の登場人物・佐山尚一のモデルとも言われる。
深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年生まれ。作家。2010年、『オーブランの少女』が第七回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。『ベルリンは晴れているか』が2019年Twitter文学賞国内第一位。『戦場のコックたち』(2016)、『ベルリンは晴れているか』(2019)は直木賞候補、大藪春彦賞候補、本屋大賞候補になった。2020年10月に新刊『この本を盗む者は』(KADOKAWA)刊行。