社会学者は自分たちが属する社会の中で/について、いかに思考し、分析し、論じることができるのか――第一線の社会学者たちが、それぞれの問題関心と現実社会の切り結ぶ接点で社会学的な思考を展開するシリーズ「クリティーク社会学」。
本シリーズでは、もうひとりの社会学者が別の視点から内容を紹介するとともに論じた「解説」を、全ての巻で収録しています。ここでは著者/解説者という社会学者たちのクリティカルな思考の場としての「解説」の一部を公開します。
シリーズ「クリティーク社会学」(全7冊) 全巻構成
▍大澤真幸『経済の起原』 【解説:市野川容孝】
▍奥村 隆『慈悲のポリティクス――モーツァルトのオペラにおいて、誰が誰を赦すのか』【解説:大澤真幸】
▍若林幹夫『ノスタルジアとユートピア』【解説:奥村 隆】
▍吉見俊哉『空爆論――メディアと戦争』【解説:北田暁大】
▍市野川容孝『セキュリティという装置』【解説:若林幹夫】
▍長谷正人『反スペクタクルとしてのテレビ――消費主義と「暮らし」の発見』【解説:吉見俊哉】
▍北田暁大『社会の文化――趣味hobbyと趣味tasteのあいだ』【解説:長谷正人】