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『クマムシ調査隊、南極を行く!』刊行記念トークイベント「生物学者が見た、夏の南極」

岩波ジュニア新書『クマムシ調査隊、南極を行く!』刊行記念トークイベント
「生物学者が見た、夏の南極」

2019年8月1日19時半~ ジュンク堂書店池袋本店

 

 

 夏休みも本番の、8月1日。ジュンク堂書店池袋本店にて、岩波ジュニア新書『クマムシ調査隊、南極を行く!』刊行記念トークイベントが行われ、著者の鈴木忠先生がお話くださいました。
 暑い中多くの方が集まってくださって、満員御礼! たくさんの質問も出て、楽しい会となりました。

 鈴木先生は、13年前にご著書の岩波科学ライブラリー『クマムシ?! 小さな怪物がベストセラーになり、その後のクマムシブームの火付け役です。

 そして、13年ぶりの新著、舞台はなんと、南極です。鈴木先生は南極観測隊の一員として砕氷艦しらせに乗って南極へ行き、生物調査を行いました。トークイベントでは、写真や動画を見ながら、観測隊の活動、クマムシやペンギンなど南極で出会える生物についてお話がありました。

 氷を砕きながら南極へと進む、しらせ。それを見物に訪れるアデリーペンギンたちの姿に、会場はすっかり和んだ雰囲気に。

 
 

 また、夏の南極は、チベットと言われればそう思ってしまいそうな、岩の露出した光景が広がっています。

 
 

 先生によれば、南極は栄養分がないのでほとんど土ができないとのこと。まれに苔の群落がある場所もありますが、「草一本もない」のが、南極らしい風景だとか。

 そしてまた、湖もたくさんあります。写真は採水の様子。氷のように見えますが、白いのはじつは塩。ここは塩湖なのだそうです。

 
 

 そして、こちらがナンキョククマムシ。クマムシといえば、乾くと樽形に変身し、高温や低温、高圧や放射線にも耐える驚異の環境耐性が知られています。このナンキョククマムシも、その超絶機能をもっているそうです。

 
 

 しかし、その生態の研究はまだまだこれから。基礎研究が厳しい時代ですが、クマムシの研究をする人は増えてきているそうです。これからの発見に、期待したいですね。

 このあと、たくさんの方から熱心なご質問もいただきました。サイン会でも多くのご感想や日頃興味をもっている生きもののお話などをうかがうことができて、直接読者の皆様とお会いしてお話できるトークイベントの醍醐味を存分に感じることのできたイベントでした。当日集まってくださったみなさま、どうもありがとうございました! 

 なお、イベントでもご紹介しましたが、岩波書店のウェブサイトから、鈴木先生の撮影した南極の写真がダウンロードできます。デスクトップやスクリーンセーバーとして、ぜひご活用ください。

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著者略歴

  1. 鈴木 忠

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