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イザベル・シムレールのゆめみる絵本たち

 

オンラインイベント開催決定

2021年10月2日(土)16:00~

イザベル・シムレール 夢みる絵本の生まれるところ / Isabelle Simler et le monde onirique du livre jeunesse

フランスから日本のみなさんへ、作家自らが絵本づくりの舞台裏を語ります。
聞き手は、シムレールさんの絵本の訳者で、詩人・絵本作家の石津ちひろさん。

(主催:アンスティチュ・フランセ日本)

 

ミツバチ、アリ、カマキリ、カバ、オカピ、ケツァール、バオバブ……。
とびきり美しい動植物のスケッチ集『しぜんのおくりもの』を、2021年2月10日刊行いたします。
描いたのは、フランスの絵本作家イザベル・シムレールさん。
心惹かれる昆虫や動物や植物をじっくり見つめ、魅力をこまやかに描きこんでいきます。

 『あおのじかん』『はくぶつかんのよる』『シルクロードのあかい空』『ゆめみるどうぶつたち』……
独特の世界観と繊細な画風で、幼い子どもたちから大人まで、幅広く愛されるイザベル・シムレールさんの絵本。
作家の創作の源にあるのは、「自然を見つめる熱心なまなざし」でした。

新刊『しぜんのおくりもの』には、生きものたちのデッサンがたっぷりと収められています。
あいだに挟まれた、画面いっぱいに広がるあざやかな絵は、シムレールさんならではの幻想的な世界。
まるで魔法のように、観察から絵本へと作品に息が吹きこまれる瞬間を、ぜひたっぷり味わってください。
「観察と夢想のあいだをさまよいながら作る」と語る作家自身が、絵本創作の舞台裏へと誘う、豊かな一冊です。

本書の刊行を記念して、これまでの絵本のご紹介、シムレールさんからのメッセージ、
そして、創作について語った過去のインタビューを掲載いたします。

2021年1月
岩波書店児童書編集部

◇シムレールさんからのメッセージ◇
 
 
 日本のみなさんへ
   いつもとはちがうこの時期、散歩して自然に触れられないのでさびしいです。そこで自分を励まそうと絵を描いてみました……。最新刊『しぜんのおくりもの』(日本では2021年2月刊行予定)より、クロッキーを2枚お送りします。お好きな色で塗ってみてくださいね
 
       
     *画像をクリックするとPDFファイルが開きます

  日本は私を魅了する国です。日本で私の絵本『あおのじかん』が出版されると知ったとき、とても幸せに思いました。
 パリから心より皆さまのことを想い、近いうちに日本でお会いできることを願っています。
 
イザベル・シムレール
 

 

◇訳者・石津ちひろさんからのメッセージ◇
 『しぜんのおくりもの』はこれまでのシムレールさんの絵本とはやや異なった魅力を備えています。これといったストーリー展開がないぶん、シムレールさんの描く動物や植物の世界に思いっきり浸ることができます。うっとりするような色彩や繊細極まりない描写を堪能するうちに、動物や植物への愛情がいつのまにか育まれていることに気づくはずです。この絵本を傍らに置いて日々を送り、ディクディクやハチドリについて語らってみませんか。

 

 ◆イザベル・シムレールの絵本◆

  

  

 

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著者略歴

  1. イザベル・シムレール

    Isabelle Simler
    フランスの絵本作家、イラストレーター。ストラスブール装飾芸術学校卒業後、広告、アニメーションの分野でディレクター、シナリオライター、イラストレーターとして長年活動してきた。2012年に最初の絵本『羽根』を出版。以降、子どもの本づくりに専念することに大きな喜びを感じている。
    小石、羽根、昆虫(テントウムシなど)をジャンルごとに細かく描くのが好きで、自然が生む驚くべき美しさ、生物の様々な行動の豊かさから作品へのインスピレーションを得ている。画を描くためには、まず近くから観察し、仕組みを理解するために探索し、細部までくまなく調べる。そして、物語が生まれる。こうして観察と夢想の間をさまようことが、作家の絵本づくりの本質だという。
    http://isabellesimler.com

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