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シリーズ 古代史をひらく

古代史ブックガイド〈シリーズ「古代史をひらく」〉

 

 

 

シリーズ「古代史をひらく」(全6冊)完結を記念して、特製リーフレットを作成しました。
全冊の内容案内のほか、編者陣による、古代史関連本の厳選リストも掲載しています。
各ページのPDFをダウンロードすることも可能です(それぞれの画像をクリックするとPDFが開きます)。
ぜひ古代史の世界を堪能してください。
 
 

編者陣厳選リスト

 
◆吉村武彦先生選◆
                                                                                   
都出比呂志
岩波書店 
列島における国家成立のプロセスを、考古学研究から説きおこす。
 
律令国家と隋唐文明(岩波新書)
大津透
岩波書店 
東アジアのなかで、日本はいかに律令国家を建設していったのか。
 
蘇我氏の古代(岩波新書)
吉村武彦
岩波書店 
ヤマト王権の大豪族であった蘇我氏は、なぜ歴史の舞台から消えたのか?
 
市大樹
中央公論新社 
飛鳥時代の木簡を活用し、同時代の国家建設を復元するおもしろさ。
 
吉村武彦編著
KADOKAWA 
縄文時代から摂関政治まで、学際的研究を踏まえて最新の成果を提示する。
 
奈良文化財研究所編 早川和子絵
朝日新聞出版 
飛鳥の地に繰り広げられた歴史を、カラー写真とイラストで紹介するガイドブック。
 
坂東の成立 飛鳥・奈良時代(古代の東国(2))
川尻秋生
吉川弘文館 
古代の東国を解明するシリーズの1冊で、関東地方の古代を知る情報が満載。
 
前方後円墳の時代(岩波文庫)
近藤義郎
岩波書店 
戦後の古墳時代研究を牽引してきた著者の記念的作品で、考古学研究の起点。
 
日本の古代国家(岩波文庫)
石母田正
岩波書店 
戦後古代史研究の最大の成果の一つで、賛否を問わず取り組むべき必読の書。
 
昆虫考古学(角川選書)
小畑弘己
KADOKAWA 
縄文土器やトイレ遺構から、ムシの生態がリアルに復元される不思議さ。
                                                                                   
◆吉川真司先生選◆
 
空海入門 弘仁のモダニスト(ちくま学芸文庫)
竹内信夫
筑摩書房 
「弘仁のモダニスト」空海の肉声が聞こえてくる。高野山に行きたくなります。
 
神道の成立(平凡社ライブラリー)
高取正男
平凡社 
民俗学に深く通じた碩学にしか書けなかった、奈良から平安への思想的転換。
 
邪馬台国の滅亡   大和王権の征服戦争(歴史文化ライブラリー)
若井敏明
吉川弘文館 
文献史料から考える限り、邪馬台国は北部九州にあったと見るほかないようです。
 
平安人物志 (上・下)(法蔵館文庫)
角田文衛
法蔵館   
「古代学」の泰斗が大胆かつ細心に描き出した、血脈と陰謀と哀歓の奈良平安時代。
 
聖徳太子 ほんとうの姿を求めて(岩波ジュニア新書)
東野治之
岩波書店 
これこそが聖徳太子の「ほんとうの姿」。とぎすまされた考証をお楽しみあれ。
 
戸籍が語る古代の家族(歴史文化ライブラリー)
今津勝紀
吉川弘文館 
正倉院文書の力を引き出した名著。古代の再婚はなんと理不尽なのでしょう。
 
高丘親王航海記(文春文庫)
澁澤龍彦
文藝春秋 
藤原薬子のことばに導かれ、「みこ」は天竺への夢幻的な船旅を続けていく。
 
日本の古代文化(岩波現代文庫)
林屋辰三郎
岩波書店 
戦後の文化史学の巨人が描き出す、知的刺激と愉悦に満ちたユニークな古代史。
 
◆川尻秋生先生選◆
 
渡来人と帰化人(角川選書)
田中史生
KADOKAWA 
渡来人と帰化人の違いは何? 現代的な視点から素朴な疑問に答える。
 
奈良文化財研究所編
岩波書店 
最先端の複数の研究者が木簡の謎を読み解くスリリングな一冊。
 
犬飼隆
塙書房 
和歌の詠まれる「場」を考え、儀式や音楽との関わりを明らかにした渾身の一冊。古代歴史文化賞大賞受賞。
 
古代研究〈1〉祭りの発生(中公クラシックス)
折口信夫
中央公論新社 
独特の感性によって、古代の祭りや神を読み解く。折口学への入門書として最適。
 
森博達
中央公論新社 
ことばの分析から、『日本書紀』は巻ごとに編纂者が異なることを見通した貴重な一冊。研究者の日常生活も垣間見られる。
 
池澤夏樹
日本経済新聞出版
暴君であるととも倭国を統一したワカタケル(雄略天皇)の活躍と苦悩。
 
炎立つ (全5巻)(講談社文庫)
(1)北の埋み火 (2)燃える北天 (3)空への炎(4)冥き稲妻 (5)光彩楽土
高橋克彦
講談社 
前九年合戦から奥州藤原氏の滅亡までの東北の自由と挫折を描く。NHK大河ドラマ「炎立つ」の原作。
 

 

岩波新書 シリーズ日本古代史(全6巻)

石川日出志
縄文時代はなぜ終わり、弥生時代はどのように始まったのか。歴史の最初の大きな分岐点を丹念に描く。
 
吉村武彦
最初の「天皇」は、はたして誰だったのか。貴重な同時代資料の解読を通じて、謎多き時代に肉迫する。
 
吉川真司
推古天皇の時代から大宝律令成立前夜まで、中央集権国家へと変貌を遂げる激動の〈七世紀史〉を描く。
 
坂上康俊
律令体制の完成、奈良の都で花開く文化。一方、疫病の流行や皇位継承争いで、激しく揺れる八世紀史を描く。
 
川尻秋生
桓武天皇の遷都に始まる古代最後の都、平安京。長らく〈国風文化〉の源とされてきた時代の実像に迫る。
  
古瀬奈津子
我が世の栄華を満月にたとえた藤原道長。彼が他の貴族を圧倒する力を得たのはなぜか。 
 

 

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