正田倫顕 ゴッホの《ひまわり》──アルル編(上)
ゴッホといえばひまわり――オランダ時代から最晩年に至るまで、彼は画業を通じて数多くのひまわりを描いてきました。今秋には東京都美術館で展覧会「ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」が予定され、ゴッホの芸術世界に一層の注目が集まります。ゴッホの作品を精緻に分析し、画家の内面に鋭く迫ってきたゴッホ研究の第一人者・正田倫顕さん。2020年8~9月に『図書』(岩波書店)で大好評であった連載の続編です。代表作《ひまわり》をめぐる全3回の連載、ぜひご一読ください。