web岩波 たねをまく

岩波書店のWEBマガジン「たねをまく」

MENU

【対談】読むことは世界への扉を開く 伊与原新、木下通子[『図書』2025年6月号より]

本棚に一冊あったジュニア新書

木下 ジュニア新書1000点を記念して、今日は直木賞作家の伊与原新さんをお迎えし、10代の読書や、新書を読むことについて、埼玉県立浦和第一女子高校で学校司書(当時)をしております木下がお話を伺っていきたいと思います。

伊与原 よろしくお願いします。

木下 岩波ジュニア新書は、1979年に創刊されましたが、その頃、先生はもうお生まれになっていましたか?

伊与原 1972年生まれなんで、僕が小学生の時に、創刊されたんですね。

木下 中高生の頃にジュニア新書や新書を手に取った経験はありますか?

伊与原 僕は、中高生の時から新書は好きで読んでいたんですけど、今回あらためて自分の本棚を見たら、ジュニア新書は一冊しか見つからなくって(笑)。

木下 書名を教えてください。

伊与原 『地磁気逆転X年』(綱川秀夫著)です。僕の研究者時代の専門(地球物理)に非常に近い分野なんですけど、その地磁気の新書が一冊だけありました。岩波新書は、中高生の時に読んでたと思うんですけども、ジュニア新書はそんなに読んでなかったのかも……。

子ども時代の読書

木下 学校図書館もよく利用されていたんでしょうか? 小さい頃は、どんな本をお読みになっていましたか?

伊与原 学校図書館はよく利用していました。小さい頃は、ミステリーとか、科学冒険ものとかを好んで読んでいました。文学的なものは、中高生くらいになってから読み始めました。

木下 『少年探偵団』(江戸川乱歩著)のシリーズとか?

伊与原 それは読みましたね。すごい好きだったのが『マガーク少年探偵団!』(エドマンド・W・ヒルディック著)のシリーズです。近所の図書館に行ったらまだあったので、ロングセラーなんでしょう。翻訳ものの少年向けミステリーは好きでしたね。それからジュブナイルSF(ティーンエイジャー向けのSF)にも好きなのがありました。でも最近はあまり人気がないのか、図書館でも見かけなくなりました。中学生になって、星新一やアイザック・アシモフなどを読み始めました。

直木賞と学校、そして科学

木下 この度、『藍を継ぐ海』で第172回直木賞を受賞されましたが、学校現場にいる者として今日は『宙わたる教室』について伺わせてください。テレビドラマにもなったこの作品を書かれたきっかけをお話しいただけますか?

伊与原 あとがきにも書いたんですが、定時制高校科学部の研究発表がすごく面白かったっていう話を、大学院時代の恩師から聞いたんです。とにかく研究が面白いのはもちろん、定時制高校ならではと言いますか、それこそ年齢とかバックグラウンドが全然違う人たち、高齢の人がいて、会社員の若い女性もいて、現役の学生もいて、外国にルーツのある人もいて、いろんな人が、それぞれの特徴をいかしてチームになっている。それがとっても素晴らしいと思ったんだよという話を聞いて。それだけで十分、小説っぽいなと思ったんです。それで、書いてみようっていうのが、きっかけですね。

木下 そうだったんですね。少し前に、勤務校に伊与原先生をお招きしてお話をお聞きしたので、普段テレビドラマを観ない生徒も観ていて、だからギャラクシー賞も、もちろん直木賞を受賞されたこともみんなとても喜んでいました。

伊与原 ああ、そうだったんですね。

木下 本とは違った感触がドラマではありましたか?

伊与原 プロデューサーさんが言うには、役者さんたち自身がその撮影を通じてだんだん科学部になっていったそうです。皆さん、自分たちで手を動かして、撮影が上手くいくまで何回も何回も火山の噴火実験とかをやり直されたそうです。何回もやっていくと、だんだん噴火の仕組みもわかってくるし、装置の扱いにも慣れてきて、なぜうまくいかないのか、なぜうまくいくのかっていうのもわかってくると思うんですよ。演じながら、科学というものや実験に親しんでくださったのはたぶん間違いないと思うんです。

 一方でこの作品は、大人の人に読んでほしいと思って書いたんです。だから、例えば高校生の課題図書になったのは本当に意外なことでした。青春小説だって言ってくださる人も多いです。

木下 確かに青春科学小説なんですよ。それと定時制をクローズアップしてくださったのが、当事者にとってはものすごく力になったんだと思います。

小説か? 研究か?

木下 地球物理の研究者として大学でも教えておられたわけですが、最終的に小説家になりたい気持ちが自分の中で勝ったんですか?

伊与原 理想を言えば両方やるのが一番よかったと思うんですけど、どっちかを選ぶってなったら当時は、小説の方から、より求められてる気がして(笑)。それで、選んだんです。すごい覚悟を決めてというよりは仕方なく……。

木下 えっ!! 仕方なくなんですか?

伊与原 はい。どっちかを選びなさいって言われたから、小説を選びました。当時は研究がうまくいってなかったので。そもそもうまくいってたら、小説は書いてないですし。毎晩、帰宅してからコツコツコツコツ書いて、せっかく書き上げたんだから賞に応募してみようと思って出したんですけど、うまくいかなかったら途中でやめてたと思うんです。

木下 でもそれ以来ずっと、作家一本でやっていらしているんですね。

伊与原 はい。

木下 ところで、中高生にお話しされる機会はあるんですか?

伊与原  『宙わたる教室』が出てから、特に高校からの講演依頼が増えました。高校生相手に喋るのはとってもやりがいがあります。先日の講演会では、小説家という職業に対する興味なんでしょうか、「珍しいやつが来た」と、珍獣を見るような目で、高校生たちが見てきました。

木下 その時は、小説家の仕事についてお話しされるんですか?

伊与原 だいたいどんな仕事かは分かってるみたいです。むしろ、どうやってなったのかとか、仕事の進め方とか、それこそ、毎日書いてるんですかとかといったことを聞かれました。

変化するジュニア新書

木下 ジュニア新書についてお聞きしたいと思います。今日に備えて何冊かお読みくださったと聞いていますが、率直な感想をお聞かせください。

伊与原 「専門家が噛み砕いて書いています」的なものからバラエティがもっと広がってる感じはあるなあと思って。それこそ「君たちはどう生きるか」的なね。鴻上尚史さんの本(『「空気」を読んでも従わない』)を筆頭に、そういうものに一定のニーズがもしあるとしたら、二つの生き方をした人間として僕も何か書くことがあるかもしれないなと。『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(田中俊之著)も面白かったです。若い人へのサービスが行き届いているなと感じました。

木下 サービス?

伊与原 寄り添おうという、この姿勢というんでしょうか。僕らの世代にはなかなか、こうした書き手はいなかった。

木下 それは、編集者のご苦労ですよね。 ジュニア新書にはモニターの方もいると聞いています。毎月届くレポートにある感想やご意見なども反映されたりしているかもしれませんね。

伊与原 そうですね。専門家が若い人に向けて書いた本には、言葉遣いを易しくしてるだけで、別に読者に寄り添ってはいないんじゃないかと思うような本もたくさんありますよね。そうではなくて、本当に若者に寄り添ってる感じがありました。『〈弱いロボット〉から考える』(岡田美智男著)も今っぽくて面白かったです。これも、文理融合の一つのあり方を示していると思います。現代はAIの時代と言われ、若い人たちは、これからAIに仕事奪われるよ、と散々大人に脅されて、「どうやったら生き残っていけるの?」「自分たちは将来、何になればいいの?」ってなると思います。これからテクノロジーとどう付き合っていくのかについて考えていく時に、どうしたって人文知みたいなのが必要になってくるんですけど、僕ら世代の、いわゆる人文知的な教養みたいなのを今の一〇代の子に求めるのはたぶん難しいと思うんです。だからこの本の著者は、やり方を変えて書いてるような感じがしたんです。

木下 この本は導入も面白いし、写真も上手く使われていて、いろいろ広がっていく様子がよかったです。

伊与原 テクノロジーの話をしているようで、人間の話をしていますよね。それが、今求められているんじゃないかな、と。「文理」についても、これから大きなキーワードになるでしょう。実際、進路を決める時に今のまま文・理を分けていてはダメなんじゃないかって若い子たちもちょっとずつわかり始めている。そうした時に、何を読んで、どんな勉強をしたらいいのかみたいなところは興味があるかもしれないですね。

書くために調べる

木下 一つお聞きしたいのですが、どの小説にも少しずつ、科学的な要素を入れていらっしゃいますが、そのために文献を探したり、読み込んだりといったことは時間をかけてされるんですか?

伊与原 しますね。間違ったことを書きたくないっていうのがありますし、自分が自信をもって書くために調べます。

木下 つまりお書きになる前には助走の期間というか、資料を探したり、調べたり、読んだりする期間があるんですか?

伊与原 はい。調べていく中で物語が生まれることもよくあります。

木下 資料を探される時は、図書館も利用されますか?

伊与原 はい、使います。やっぱり専門書は高くて全部は買えないですし、あと、古い文献を探すこともたくさんあります。今、国会図書館デジタルコレクションで、かなりの数の昔の論文がデジタル化されていて、非常に役に立ってますね。

木下 地元の図書館よりも国会図書館の資料を使われているんですか?

伊与原 デジタルアーカイブで間に合う時はそうしますけど、そうでない場合は、その本がある都内の図書館へ行くとか、大学の図書館へ行って調べることはよくあります。

木下 それはご自分で検索されて?

伊与原 そうです。

木下 やっぱりそこは研究者の経験が生きてる感じでしょうか?

伊与原 どうでしょうか。でも資料がないと書けないことが多すぎて、それに小説は、想像だけでは書けないですしね。

本を読む=本がそばにあること

伊与原 我が子を見てて思うのは、本の刺激はアニメ等に比べたら薄い刺激なんだけど、でもそれはそれで楽しいと思っているみたいなんです。だからエンターテインメントとして本や小説は弱いものではないと僕は思っています。言い方としては難しいんですけど、一番の問題は大人が読まないからじゃないですか?

木下 そこはどうしたらいいでしょうか。

伊与原 そもそも本棚に本が並んでいるおうちがあまりないんじゃないかなって。僕の場合、父が本好きで、翻訳もののスパイ小説、例えば『ジャッカルの日』とか、面白そうなタイトルの本が家にあった。もう少し読めるようになったら読みたいと思ってましたけど、そういう環境にないお宅が多い気がします。実際、街で本を読んでる人を見なくなりました。

木下 確かにそばにいる大人が本を読むと、子どもも読むというのはありますね。勤務校では、在校生の保護者にも本を貸し出しているので、親子で同じ本を読み合う家庭もあると聞きます。本校図書館は授業利用も多く、令和五年度は、生徒一人あたり四八冊の貸出しがありました。他校の様子を聞くと、読書が苦手で、スマホばかり見ている事例も多いらしく、学校司書は、あの手この手で生徒と本の距離を縮める工夫をしています。

 勤務校では、探究学習に力を入れていることもあり、またそうした学習では本の探し方、読み方も重要になってきますから、学校図書館としても様々な形でそれをサポートしています。まず、新入生のオリエンテーションで、本の分類や棚の配置を伝え、自分で本を探せるようにします。国語で新書レポートを書く課題が出るため、それにあわせて新書「点検読書」を行っています。点検読書は、〈はじめに〉〈あとがき〉〈目次〉を読んで、この本が自分の課題に必要かどうか、本を点検するワークショップです。スマホでなんでも調べる時代で、本のどこを読んだらいいかわからない生徒も多いので、このワークショップは、生徒にもたいへん好評です。こうしたワークショップは、司書のいる学校図書館では盛んに行われています。ただ、調べものをする際の本の読み方と、小説や物語に分類される本の読み方は当然ながら違います。できればどちらも読める人になってほしいと思っています。

読書は手段か?

伊与原 『宙わたる教室』の取材をしていて思ったのは、定時制高校科学部の子たちって、もともと科学が好きだったわけじゃないんですよ。得意でもない。数学もそんなにできない。先生に誘われてなんとなく入る子が多いんです。先生は割と前向きに何かに取り組みそうだなって子に声をかけるらしいんです。だから本人は最初、科学部なんてダルいなって思ってたかもしれないですけど、とりあえず先生に言われたから入る。それで一生懸命やるんですよ。でも卒業するときに、ほとんど理系には行かないんです。僕からするともったいなくて、「すごい結果出したんだから、少しは理系に進もうとか思わないの?」と思うのですが、本人たちは「科学部時代は楽しかった。でも、だから何?」みたいな感じなんです。

木下 へえ~。

伊与原 つまり科学部での活動は彼らにとって、理系に進むための手段でもなければ、学力を上げたいとかでもない。高校時代に科学部に入って頑張って、結果、楽しかったからそれで満足ということなんです。彼らを見ていて、実はそういうのが大事なんだなあと。理科教育の視点から言えば、そういうことが理科嫌いや理科離れとかを防ぐ唯一の手段なのではないかと思うんです。新作が出ると、いろんな方から取材を受けるんですが、記者さんの多くが一言目に「私ド文系なんで」って言われるんです。

木下 それは作品についての取材なんですよね?

伊与原 そうです、そうです。確かに、僕の小説は、科学を扱ってることが多いというのもあると思うんですけれど……。

木下 そう言いたくなる記者の方たちの気持ちもわかるんです、私も「ド文系」ですから。でも、なんていいますか、科学や数学の記述でわからないところがあっても、物語としてはすごく面白かったし、それでいいかなって思っています。

伊与原 本当に、それで十分なんですよ。だから、別に「難しい所は飛ばしました」って言ってくれてもいいぐらいで。なんかこう、科学に対して「構えてる感じ」っていうんでしょうか。それが一番問題なんですよね。

木下 何から来るんでしょう?

伊与原 やっぱり、それは理科教育の敗北なんじゃないですか。手を動かすところから始めなかったからですかね。

木下 実験が大切ってこと?

伊与原 科学部の子たちは、理屈から入らずに、手を動かしてみるところから入ったからできた。いきなり方程式が出てきたりしたら、多分、誰もやらなかったし、定時制高校では、その方法では成立しなかったと思います。とりあえず何かやってみよう、砂にボール落としてみよう、から始めたのがよかったし、多くのことがそんな素朴なところから始まるんだと思うんですよ。実際、彼らは「科学」というものに対してちっとも構えていなかった。それが、成功の秘訣だったと思うんですよね。そういう素直さというか、あれこれ考えずにまず手を動かしてみるみたいなことが、いまいろいろな場で欠けているのだと思います。だとすれば、読書や他の教科でも、一つヒントになるのかもしれない。本に対して「構える感じ」といったらいいのかな、そこをなんとか超えるうまい方法があれば、とてもよいと思うんですけど。

木下 確かに学校図書館で、棚を回って本を手に取って、実際に「調べてみる」作業をすると、生徒たちは楽しく感じるようで、「見つけてみよう」とか、「やってみよう」となっていきますね。

伊与原 そうですよね。

木下 やっぱり手を動かして何かをするっていうのは大切なことですよね。

伊与原 僕、この本(『答えは本の中に隠れている』)も、すごくいいなと思ったのは、どっからでも読めるんですよね。適当に開いた頁から読んでも、へえ~って思うところが必ず一個はある。

木下 全部読まなくてもいいっていうのはいいですよね。

伊与原 そう。最初からちゃんと読みましょうって言われたら、読まないですよね、子どもたちは。

木下 そう思います。「点検読書」では、「はじめに」と「あとがき」をまず読んでもらって、自分が読みたいかどうかを決めてもらいます。気に入った内容があれば、時間があった時に読んでみてねと言って。ただ、小説はそのようには読めません。

伊与原 読み続けてもらうために東野圭吾さんですとか、いまのエンタメの作家さんたちは、その点にも非常に気を使っていて、何頁以内に必ず一つフックをつけるって聞いたことがあります。

木下 だから読みやすいんですねえ。

伊与原 そうでないと最後まで読者をひっぱれない。昔の小説みたいに起伏のないのはだめだそうです。

木下 確かに、本を読むのが苦手な子の中にも東野作品は読んでますって子がいますね。そんな仕掛けがあったんですね。

伊与原 そう。よく考えられていますね。僕もそれを見習ってと思いながらやってますけど、難しいです。

木下 でも、伊与原さんの作品は、なんともいえずしみじみするところがすごくいいので、起伏をつけすぎなくてもいいと思いますが……。

伊与原 僕は、本が好きな人向けに書いてるところはちょっとありますね。言い方が難しいんですが、小説を読みなれた人に向けてといったらいいでしょうか。

木下 そういう作品も大切ですよね。図書館のカウンターで、生徒から「読みやすい本ないですか?」と聞かれた時には、東野圭吾さんを薦めたりしますが、読みなれてきた生徒には、「この作家さんどう?」と言って、作家さんの持ち味というか、作品の系統で薦めていくようにしています。

伊与原 『宙わたる教室』で特に顕著でしたけど、一つの現象を紹介すると、読者の方が検索して調べてくださるんです。「オポチュニティ」がどんな探査機か調べました、という声がSNSに多くあがって「みんな調べてくれるんだ。僕が読者でも調べるよなぁ」と思ったんです。小説に限らず新書でも同じでしょうが、文章って、読んでいて、調べたいことが一つでも出てきたら、そこが入口になっていくんですよね。

木下 では最後に、中高校生たちにメッセージをお願いします。

伊与原 大学時代に難解な授業を平気でしてくる先生がいたんですけど、でもそのわからなさが魅力的だったりしました。僕には全く、入口にさえ立てていない世界がそこにはあって、そういうものに触れた時の感激ってやっぱり大きかったんです。本を開くことでそういう世界に触れることもできるし、触れる度に世界の広さを感じました。だから、本を見て面白そう!と思ったら、構えずに、気軽に頁を開いてみてほしいですね。最初から全部を読もうとか、わかろうとか思わずに開いてみる。タイトルだけを見て何が書いてあるかすぐにわかる人はそう多くないと思うので、少し読んでみる。そうすると、自分が今あるものだけを見てるってことに気がつくと思う。ネットはその最たるもので、情報を見て知ったような気になっているけれど、その下には、何層にも積み重なった知識があることを知ってほしい。小説にも、ジュニア新書にもそうした扉があると思います。

木下 そうですね。中高生には、学校図書館を活用して、いろんな本と出会って、いろんな世界への扉を自ら開いていってもらいたいなと思います。今日は、長時間にわたってお話をありがとうございました。

(いよはら しん・小説家)
(きのした みちこ・社会教育士)

タグ

関連書籍

ランキング

  1. Event Calender(イベントカレンダー)

国民的な[国語+百科]辞典の最新版!

広辞苑 第七版(普通版)

広辞苑 第七版(普通版)

新村 出 編

詳しくはこちら

キーワードから探す

記事一覧

閉じる