金子文子を読む・観る――書籍、映画などをご紹介
金子文子著
岩波文庫 青N123-1 本体1200円
関東大震災後、朝鮮人の恋人と共に検束、大逆罪で死刑宣告された金子文子。
逆境にも「私自身を生きる」ことを諦めなかった生の言葉。
(解説=山田昭次)
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瀬戸内寂聴 作
岩波現代文庫 本体1160円
無籍者、虐待、貧困――過酷な境遇にあって、
自らの生を全力で生きた金子文子。
パートナーの朴烈と大逆罪に問われ、獄中で自殺するまでの
23年の生涯を、裁判記録や取材を織り交ぜ描く、
不朽の伝記小説。
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(『図書』2019年8月号掲載)
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2019年8月13日(火)~18日(日)
下北沢ザ・スズナリ
時は大正、祖国を追われた活動家、朴烈と、孤独を抱えて生きてきた女、金子文子、
共に生きようとする2人を、時代はそのままにはしておかなかった……
作・シライケイタ 演出・金守珍
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原題:박열
英題:Anarchist from the colony
公開表記:2019年2月16日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
(C)2017, CINEWORLD & MEGABOX JOONGANG PLUS M , ALL RIGHTS RESERVED
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朴と共に死ねるなら、私は満足しよう――
韓国で235万人のを記録した、激しくも心揺さぶる真実の物語
1923年関東大震災後の混乱の中、囚われたふたりは、
愛と誇りのため、強大な国家に立ち向かう
監督:イ・ジュンイク
出演:イ・ジェフン チェ・ヒソ
キム・インウ キム・ジュンハン 山野内扶 金守珍