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4/19刊 若林恵『さよなら未来――エディターズ・クロニクル2010-2017』

『さよなら未来』―道なき道を歩く勇気を

「未来」の捉え方を変えることでしか、新しい未来は見えてこない――。 テクノロジー、ビジネス、音楽、出版など、世界の最前線に触れてきた気鋭の編集者(『WIRED』元編集長)による、七年間にわたる思索と発信の軌跡を集成。 人文知をコンパスに、勇気を胸に、地図なき未来によりよく迷うことを誘う、新しい時代と世界への予感の書。

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■目次
S君のこと──謝辞

これからの音楽の話のために
K-POPの遠近法
読むが変わる
福島第一原発事故直後一〇日間の真実
メキシコの食いもんはうまいんですかね
ワインバーグ博士とありえたかもしれないもうひとつの原発の物語
え? マグロもなの?
血族──過去と未来のゴーストとしての人間
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルジム
寿司でいくか、ハンバーガーでいくか
科学には愛がなくてはいけない
写真と俳句
ゆとり女子を笑うな
本当の「働く」が始まる
宇宙を夢見たザンビア
▼▼(Fast Forward)
アー・ユー・エクスぺリエンスト?
氷の島と音の巡礼
「シベリアのイエス」の理想郷
お上を待ちながら
「隣の家にお醬油を借りにいくことがもっと気軽にできるような社会」の話
テレビ電話とローマ字入力
誰がオリンピックを要求したのか?
問いがわからない
「いま、ここ」につながる線
コンヴィヴィアリティのための道具
音楽に産業は必要か?
隠し撮りの正義の話をしよう
フレッシュコーヒー・マニフェスト
一六五二年のソーシャルネットワーク
ヴィンセント・ムーンの小さな地球
マッスルショールズの物語
死体はでっかい生ゴミなんですか?
CeeDee Off セレクション
未来地図なんかいらない
見えない世界を見る方法
デザインは新しい時代の哲学なのか
お金は「いいね!」である。その逆もまた。
お金の民主化と新しい信頼
戦うなとティールは言った
おいしいはフラット化にあらがう
イマジネーション・スタートアップ
BB-8 の親和力
ことばに囚われて
ことばは社会そのもの
静けさとカオス
なぜぼくらには人工知能が必要なのか
都市は自由を手放すのか?
夜明け
音楽にぼくらは勇気を学ぶ
わたしはフローラ
複雑さを複雑さのまま抱きしめるということ
ウェルネスツーリズムで行こう
ごめんなさい、プリンス
ミッションという音楽
レモネード・ガレージ・いい会社
ベスタクスの夢
「お金のため」にもほどがある
都会と少年
ピッチフォークとバワリー・ボールルーム
ファンクは人類進化の一形態なのかもしれない
画像化する写真
分散と自立
夢のつづき
ポスト・トゥルース時代のストーリーテリング
ソランジュとビヨンセ ある姉妹の二〇一六年のプロテスト
ニーズに死を
ビフォア・アンド・アフター・サイエンス
最近好きなアルバムあるかい?
生産でもなく、消費でもなく
ものと重力
カール・クラウスを知っているか?
リアルワールド報告書 エストニア・ベルリン・イスラエル
ぼくらのアフリカン・コンピューター
アフリカとの対話はいかに可能か
仕入れのこと
やがて哀しきワンマン・カルト
最適化されてはいけない
おっさんvs.世界
いつも未来に驚かされていたい

解題「海へ」 宮崎夏次系


photograph by Bryan Derballa

photograph by Bryan Derballa


[わかばやし・けい]
1971年生まれ。編集者・ライター。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社に入社し、月刊『太陽』を担当。2000年にフリー編集者として独立し、以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長に就任。2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers, http://blkswn.tokyo )設立。


♦編集者からのメッセージ♦
 米国で創刊され、ケヴィン・ケリー、クリス・アンダーソンらを編集長に戴き、テクノロジーを主に時代の潮流を捉えてきた雑誌『WIRED』。本書は、『WIRED』日本版の編集長を2012年から17年まで務め、編集手腕と執筆記事が高く評価されてきた若林恵氏による、初の著作となります。
 音楽ジャーナリストとしての仕事や個人ブログ、ファンの多かった『WIRED』巻頭言など、氏がこの7年間に書いてきた文章をほぼ網羅した、約500頁。科学技術、ビジネス、教育、音楽、メディア等、世界の最前線に対峙してきた思索の軌跡から浮かびあがるのは、問いがより複雑になる現代にあっての、人文知の重要性です。書名の「さよなら」は、諦めではありません。本書を読んだあと、読者の多くはきっと勇気づけられることでしょう。解なき未来を担い、世界を創りつづけるのは、わたしたち自身なのだと。

Twitter 「若林恵『さよなら未来』 4月19日発売」

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著者略歴

  1. 若林 恵

    1971年生まれ。編集者・ライター。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社に入社し、月刊『太陽』を担当。2000年にフリー編集者として独立し、以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長に就任。2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers, http://blkswn.tokyo )設立。

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