お陰様で岩波文庫は、2027年7月に創刊百年を迎えます。岩波茂雄が古典的価値のある書目を収めてゆく「永遠の事業」として始めたこのシリーズは、時代の荒波をいくつも越え、古今東西の数千点に及ぶ大文庫に成長しました。
その歴史や魅力を、岩波文庫蒐集家でもある山本貴光さんに、全100話でたっぷり語っていただきます。創刊時のこと、造本のこと、お勧めの読み方、編集部も知らないトリビアなどなど、約1年半にわたり掲載します。ご期待ください!
*本連載は、『図書』で全20回(全40話)、「たねをまく」で全60話を並行して掲載しております。