tanemaki diary*TSUNDOKU
ある高校生のグループから、「最近忙しくて読書できない、という人にはどのように本をすすめればいいですか」という質問を受けました。
その答えとして、「忙しければ本は無理矢理読まなくていいと思うよ。でもたとえば、身の回りにはなんとなくいつも本がある、っていう感じにしておいて、ふとしたときに手を伸ばせるようにしておくのはどう?〈積ん読)って結構いいんじゃない」と話したところ、「つんどく」でみなさんの顔に「?」マークが。
読み切れないほどの本を家に持ち込む、というのは、もはや昔の話になってしまったのだろうか、と思っていたところ、ちょうどこんなニュースを教えてもらいました。
このニュースでは、本好きの人がうしろめたさを覚える行動として取り上げられていますが、これから読もうかな、とため込んだ本の背を眺めているだけでも「読むものがある」とわくわくする、という方もいらっしゃるのではと思います。
家を片付けていると、よく「本がたくさんあって大変」という声を聞きます。
おそらく、「本がじゃまだ」と思うのは、「もう読まないのに場所をとっている」ということなのでしょう。
ましてや買ったのに読んでない「つんどく」本には無駄遣いしてしまった、といううしろめたい気持ちが起きるのもわかります。
さて、その解決になるかどうか。
積ん読本をひたすら積み上げられるブックタワー本棚が静かな人気を呼んでいるようです。
あえてサイズをばらばらにして積み上げていくと、たしかにかなりおしゃれなインテリアになります。
そして最下段は、やっぱり安定の『広辞苑』が適役でしょうか。