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tanemaki diary

原作はいつ読むか


 岩波文庫は、映画や舞台の原作本としてコラボレーションのお話をいただくことがあります。
 現在、東京・恵比寿ガーデンシネマで公開中の映画「危険な関係」、KAAT神奈川芸術劇場で上演中のミュージカル「ノートルダムの鐘」は、どちらも公開前から『危険な関係』ノートル=ダム・ド・パリ』にコラボ帯を掛け、映画・舞台も本も広く知っていただく機会を増やしました。 
 「危険な関係」は初日から満席で、好評につき公開期間も延びたとのこと。また「ノートルダムの鐘」は確実にファンを増やして、定番ミュージカルの仲間入りです。原作本もたくさん読んでいただいていて、うれしい限りです。

 そもそも小さくてかわいらしい文庫に、街で見かけるポスターがきゅっと小さくなった帯がかかると、「少しおしゃれしてみました!」と、本が胸を張っているようでさらに愛着がわきます。本の帯は、読むときには実はじゃまになりがちですが、鑑賞・観劇の思い出になることを願いつつ。

 ところで原作は、どの時期にお読みになりますか。
 文章から立ち上がる世界をまずは自分で作り、それがどのように映像化・舞台化されるかを楽しむか。
 映画や舞台を満喫したあとに、余韻を楽しみながらディテールを文字で楽しむか。
 いずれにしても、会場にも連れて行ってもらえるのが文庫の原作本のよさだと思っています。

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  1. 「たねをまく」編集室

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